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2005年09月16日 『サラ、神にそむいた少年』(アメリカの女装少年男娼) [現代の性(性別越境・性別移行)]

2005年09月16日 『サラ、神にそむいた少年』(アメリカの女装少年男娼)

9月16日(金) 晴れ時々曇り

11時半、目が覚める。
今日は、明日からの京都出張にそなえて休養日のつもり。
そのままベッドで読みかけのJ.T.リロイ『サラ、神にそむいた少年』(2000年9月 角川書店)を読了。

人気娼婦である母親の真似をして女装をはじめ、母親のような娼婦になることを目指し、女装男娼として売春宿で働き始めたアメリカの12歳の少年を主人公にした自伝風小説。
この小説を購入した時は、少年への性的行為に対する嫌悪感が強くて、途中で読むのを放棄してしまった。
その思いは今も変わりがないが、1990年代前半のアメリカにおける女装の少年男娼の実態を示す資料として、冷静に読むことにつとめる。

その結果、いくつかのことに気が付いた。
長距離トラック運転手相手の売春システム(娼婦は女性)が存在し、その中に女装の少年男娼が混在する形であること。
日本でも、女装男娼の場合、女性の娼婦集団と付かず離れずの微妙な距離をとることが多い。
独自のシステムを作る男性の姿のままの男娼とその点で違いがあるように思う。

女装の少年男娼の客は、少女性愛者の男性(相手が少年とは気づいていない)、少年性愛者の男性(相手が少年であることに気づいた上で性的欲望を感じている)、確信的な女装者愛好の男性(「ペニスのある女の子」に性的欲望を感じる)、自己の女装趣味(フェティシズム)への理解者役として少年男娼を利用する男性など、いくつかのタイプがあることがわかる。

少女・少年性愛者の比重が高いのはアメリカの特徴かもしれないが、後の2つについては日本でもしばしば観察される。

日本の場合、こうした若年の女装志望者(少年)の受け皿としては、伝統的に飲食接客業(ニューハーフ・パブなど)が主で、一気にセックスワークの世界へ行ってしまう例は稀である。
そうした社会的受け皿がないアメリカ社会では、女装行為がダイレクトにセックスワークにつながっていくことがよくわかる。

ちなみに、先輩の女装男娼が主人公に語る「ペニスのあるチアリーダーが好きなフットボール選手って、びっくりするほど多いんだ」という言葉には笑ってしまった。
やっぱりアメリカなんだなぁ、と思う。

13時半、起き出してシャワーを浴びる。
昼ご飯は、トースト1枚、生ハム3枚。きゅうり&レタス。それにヨーグルト。

午後は、メールのお返事を書き、サイトの更新の原稿を作る
前髪だけ染髪(ダークブラウン)。

17時過ぎ、早めに夕ご飯の支度。
サーモンマリネ、焼き茄子を作り、ご飯を炊く。
夕食の前に、付け合わせの野菜(人参、茄子、エリンギ)と牛肉(薄切り)を塩・コショウで焼く。
久しぶりに子供といっしょの食事。

23時、仕事場に移動。
メールチェック、メールの返信、「日記」のアップをする。
シャワーを浴びて、顔のお手入れをしてベッドへ。

就寝、2時(仕事場)。

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