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2010年03月19日 北海道の遊廓の開設年代 [性社会史研究(遊廓)]

2010年03月19日 北海道の遊廓の開設年代

3月19日(金) 曇り 札幌 5.5度 湿度 43%(15時)

北海道開拓記念館へ。
(中略)

ちなみに、近代の展示、「遊廓」関係の資料は皆無だった。
「子女の身売りはやめませう」のポスターはあったが・・・。

世界どこのフロンティア(開拓地)でもそうであるように、北海道開拓事業に従事した人は圧倒的に男性が多かった。
その男女の人口落差を埋めるために、大勢の娼婦たちが開拓の前線を追って進出していった。

その様子は、北海道に拠点都市の遊廓の開設年代をちょっと調べただけでも、道南・沿岸部から道央へという流れが明らかに見て取れる。

安政5年(1858)函館「山ノ上遊廓」→ 明治4年(1871)「蓬莱町遊廓」
明治4年(1871)札幌「薄野遊廓」
明治6年(1873)小樽「金曇町(こんどんちょう)遊廓」
明治初年?   江差「新地遊廓」
明治9年(1876)根室「弥生町遊廓」→ 明治12年(1879)平内町→同24年(1891)花園町
明治27年(1894)網走「北見町遊廓」
明治28年(1895)室蘭「幕西遊廓」
明治30年(1897)旭川「曙町遊廓」
明治31年(1898)帯広「木賊原遊廓」
明治33年(1900)釧路「米町遊廓」
明治40年(1907)旭川「中島遊廓」

例によって、そうした事実は、歴史の闇に封じ込められている。

(後略)

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