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【資料紹介①】「(話題スナップ)おとこからおんなになった性転換の妖艶ストリッパー」 [性社会史研究(性別越境・全般)]

2013年1月12日(土)
「(話題スナップ)おとこからおんなになった性転換の妖艶ストリッパー」
 『週刊特集実話NEWS』32号(1961年12月28日号、日本文華社)
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浅草のロック座でいま初舞台をふんでいる“性転換の女性“吉本一二三(写真右25才)と高橋京子(写真左24才)二人が、共に妖しげなお色気をふりまき人気を呼んでいる。
彼女らは共に大阪出身で、三年がかりでやっと憧れの女性に仲間入り。
その喜びを、先に封切りされた映画「世界の夜」に出演していたアメリカの性転換女性コクシメールのように芸能界の王座に君臨したいと語り、もっぱら歌と踊を勉強中とか。
(*)Coccinelle(1931~2006年)はフランス人。

乳房もふっくらと芸者姿でその艶やかなお色気をかもし出す楽屋うらでの吉本一二三さん
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吉本一二三…大阪出身。16才のとき綾小路元三郎一座に入座。5年前から急に乳がふくれ、医師の診断により女性となった。
高橋京子…大阪出身。沢村元之丞一座で女形を演じているうちに女形になりたくて手術したそうな。
(**)「女形になりたくて」は「女性になりたくて」の誤植と思われる。

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“わたしの体をよく見て下さい”と女性になった喜びをお客にご披露する高橋京子さん

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