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2005年02月15日 女装支度部屋を見学 [現代の性(性別越境・性別移行)]

2005年02月15日 女装支度部屋を見学
2月15日(火) 晴れ

10時半、起床。
食欲は徐々に改善。ただまだ胃が重い感じで、身体に力が入らない。
風邪で寝込んでいる子供の様子を確認。
熱は37度代でそれほどひどくはならないようなので、義父母に頼んで、11時半、仕事場へ。

身支度。薄茶に青の変形市松模様の伊勢崎銘仙。錆朱に金の帯。
長襦袢のコウリンベルトが緩い。伊達締めもいつもより4cmくらい余る。二重回しだから、胴回りが2cmくらい痩せた計算になる。
帯もいつもの具合で結んだら、ユルユルのズルズルで結び直し。
日ごろ太り過ぎだから、このくらい痩せた方がいいのだけで、やはり一気にやつれると、いろいろ調子が狂う。

14時半、家を出て新宿3丁目の女装スナック「アクトレス」へ。
ここで、旧知の女装の方M子さんの紹介で、シンガポールのテレビ・ディレクター氏と会う。
M子さんとそのお知り合いの女装の方(計3人)、「アクトレス」のオーナー滝氏、それに私の5人で、2時間ほど日本のトランスジェンダー世界についていろいろレクチャーする。

言葉の壁もあり、どうも要領を得ない。そもそも取材意図が明確でないような気がする。
シンガポールは放送検閲も厳しいとのことでもあるし、私の印象では、はたして取材が実現して番組になるかどうか、良くて半々という気がした。

17時、滝氏の案内で、昨年末に移転したばかりの「アクトレス」の会員クラブ「グッピー」のロッカールーム(女装支度部屋)を見学させていただく。
「グッピー」は女装会員100人を越える新宿最大の(ということは日本最大の)支度部屋を経営している。

新宿2丁目の中心部のビルのワンフロアー全部が、ロッカールームとメイク室になっている。
85基の(他に20基ほどが別のビルにある)大型ロッカーがまるで迷路の壁のように複雑に並び、空間という空間に衣装ケースやさまざまな収納ケースが置かれている。

もっと乱雑かと思ったら、けっこう整理が行き届いていて、感心する。オーナーの教育の賜物だろう。
ロッカーの名札(もちろん全部女名前)を見ていると、しばらく会っていない友人・知人の名前があって、懐かしくなる。

入口に近いスペースには、ずらりと鏡台が7つ並んでいた。
週末などは、これでも足りないそうだ。

オーナーの滝さんは「体育会系の部室みたいなものだよ」と言うが、臭いが違う。
男くさい汗の臭いでなく、化粧品と香水の甘い匂いが満ちている。
あちこち見せていただいて、何かに似ているな?と思ったいたら、「ドンキホーテ」の店内にそっくりだった。(ということは、火事になったらたいへんだ)

私は、新宿ではずっと一匹狼のはぐれ者だったので、こういく支度部屋には1度も所属したことがない。
だから、こういう場所は物珍しい。

1時間たらずの見学だったが、その間にも、すらりと背の高い美青年が、セクシーでエキゾチックな美女に変身していた。
ここが、夜の新宿を彩る妖花たちの「出撃基地」であることが実感できる。

3丁目の「アクトレス」に戻り、滝氏とちょっと世間話をして、18時過ぎに辞去。
たった3時間ほどの外出なのに、体の奥に疲れを感じる。
やはり、まだ身体が本調子ではないのだろう。

どこにも寄らず、まっすぐに仕事場に帰り、明日の講義の準備を少しして、21時、帰宅。

夕食は、胃の状態を考えて、湯豆腐とお刺し身少々。
お風呂に入ったら、急激に眠くなる。
もう少し調べものをしたかったが、駄目。

0時半、就寝。

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