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2007年04月06日 埼玉医大、GID関連手術「撤退」理由判明 [現代の性(性別越境・性別移行)]

2007年04月06日 埼玉医大、GID関連手術「撤退」理由判明

埼玉医大が、突然、性同一性障害(GID)関係の手術予約をキャンセルした理由が、複数の非公式ルートからの情報で判明した。
原科孝雄教授(形成外科)の定年退職の後をうけて、GID関係の手術を担当する予定だった医師2名が、3月末に急遽退職したため、執刀医がいなくなるという異例の事態となったため。

こうした不自然かつ不可解な事態が生じた背景には、形成外科内部のGID医療に対する認識の分裂・対立があったことが推測される。
いずれにしても、埼玉医大がGID関連の手術を再開するためには、手術の技術をもった医師を他の医療機関から引き抜くか、これから時間をかけて育成するしかなく、「中止」が長期にわたることは決定的になった。

首都圏唯一の総合的なGID医療機関だった同大学がGID関連手術から事実上「撤退」したことにより、日本のGID医療に大きな空白が生じることになった。

それにしても、医師の退職という、きわめて個人的な事情で、医療システムに大穴があき、大勢の患者が治療を継続できなくなるという実態、日本のGID医療の脆弱さをあらためて痛感させられた。


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