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2005年12月08日 一瀬幸三『新宿遊郭史』 [性社会史研究(遊廓)]

2005年12月08日 一瀬幸三『新宿遊郭史』

12月8日(木) 晴れ 

一瀬幸三『新宿遊郭史』(新宿郷土会 1983年10月 部分コピー)を読む。

自費出版のようだが、新宿遊廓の通史としては唯一のもの。

遊廓時代の実際を知る人が、まだかろうじて残っている時代の編纂で、今となっては貴重な文献だ。新宿遊廓の「モダン化」(客室の洋風化、娼妓のモダンガール化、ダンスホールや食堂の併設)が1930年(昭和5年)に始まったことが詳細に記されていて、興味深い。

ただし、戦後の赤線時代のことは、ほとんど記されていないのは残念。

ちなみに赤線廃止後の旧指定地域について、1962年頃にヌードスタジオが12軒もあって、都内一の集中度だったことが記されているが、ゲイバーの進出についての記載はまったくない。
この点も「ゲイタウン」の成立時期を考える上で重要。

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